マルティージョ島ペンギンツアーの風としぶき対策、持ち物ガイド
ウシュアイアのペンギンシーズンは暦の上では夏ですが、水の上はもっと涼しく感じます。ビーグル水道の風はめったにやみません。にわか雨が通り過ぎ、1時間もしないうちにまた晴れます。重ね着と滑りにくい靴があれば、マルティージョ島のどのツアーもずっと快適になります。
ビーグル水道の涼しい夏
ペンギンの季節は南半球の夏ですが、ウシュアイアの夏の日は8〜14°C前後のことがよくあります。穏やかに聞こえても、水上で風が強まると上着のすき間というすき間から入り込んできます。
ビーグル水道は山あいを通っていて、天気がその上を速く移り変わります。雨やしぶきが同じ1時間のうちに来ては去るので、ホテルの窓から見た空ではなく、その日いちばん寒い時間に合わせた服装にしましょう。
3つのツアーはどれも屋外で長く過ごします。カタマランと小型ボートでは何時間も水上にいて、マルティージョ島の散策では吹きさらしの開けた地面を1時間歩きます。
脱いだり着たりできる重ね着
厚いコート1枚より重ね着で考えましょう。薄手のベースレイヤーにフリースか軽いダウンを重ね、その上に風と雨を防ぐシェルを着ます。
いちばん働くのはシェルです。フードをしっかり締められる防風・防水のジャケットのほうが、すそから突風が入る重いコートよりデッキでは暖かく過ごせます。雨の日は防水パンツもあると助かります。
置いていきたい素材は綿です。しぶきや霧雨で綿のセーターが濡れると、町に戻るまで冷たいままです。ウールや化繊のフリースなら、湿っても多少の暖かさが残ります。
服装は船室ではなくデッキに合わせて。Canoeroのカタマランには売店のある暖房付きの船室がありますが、コロニーや灯台がいちばんよく見えるのは外なので、立っていたくなるのも外です。
頭と手を守る
耳まで覆うニット帽はキャップより役に立ち、その上からフードをかぶればなお安心です。水道の突風は、ゆるい帽子を頭から飛ばして水に落とすこともあります。
夏にいちばん忘れられがちなのが手袋です。薄手ならスマートフォンの画面やカメラのダイヤルを操作でき、上に暖かい手袋を重ねれば長い帰りの航海で助かります。撮影が終わる原因は、ペンギンの行動より冷えた指のことのほうが多いのです。
サングラスと日焼け止めも持って行きましょう。晴れた日は水面の照り返しが強く、これほど南では空気が冷たくても顔が日焼けします。ネックゲイターやスカーフがあれば、首を風からも日差しからも守れます。
島の小道と濡れたデッキのための靴
マルティージョ島での1時間の散策では、ガイドと一緒に砂利道か土の道を歩き、ペンギンたちが思い思いに過ごすあいだ何度も立ち止まります。登山ではありません。それでも石は浮いていて地面が濡れていることもあるので、グリップの効く靴底を選びましょう。
履き慣らした歩きやすい靴、できれば防水のものを。濡れたデッキも滑りやすく、それはカタマランでも小型ボートでも同じです。サンダルや底の平らな街歩き用の靴はホテルに置いていきましょう。
暖かい靴下は思った以上に大切です。1日の多くを手すりのそばや小道で立ったまま過ごし、足が冷えると長い1日がさらに長く感じます。替えの1足はかばんに入れてもほとんど重さになりません。

各ツアーで用意されるもの、されないもの
プエルト・アルマンサ発の小型ボート(約150ドル)には防寒着と温かい飲み物が含まれます。口コミでは車も船も暖房付きで、船上では紅茶やホットチョコレートが出るそうですが、靴と手袋は自分で用意が必要です。
車移動と水上の時間はプエルト・アルマンサ発の船のガイドで紹介しています。5時間のうち3時間は車の中なので、船の時間は合計から思うより短めです。
Canoeroのカタマラン(約230ドル)には飲食物を販売する暖房付きの船室があり、行き帰りに助かります。Azul Latinaの上陸付き1日ツアー(約530ドル)には防寒着の記載がないので、8時間の1日に必要なものはすべて自分で持って行きましょう。
防寒着を貸してもらえるほうがいい?
Explore Tierra del Fuegoのプエルト・アルマンサ発の小型ボートは防寒着と温かい飲み物付きで、グループは15人以下です。上陸はせず、水上からペンギンを眺めます。
船酔いと開けた水道
Canoeroの掲載ページには、船酔いしやすい人にはカタマランは向かないとあります。水道はある朝は湖のように穏やかでも翌朝は波立つことがあり、5時間のカタマランツアーは水上にいる時間がいちばん長いのです。
酔いやすいとわかっているなら、船が揺れ始めてからではなく乗る前に酔い止めを飲みましょう。船室に座っているより、外に立って水平線を見ているほうがたいてい楽になります。
朝食は空腹でも食べすぎでもなく、軽めがいちばんです。上陸ツアーの掲載ページに食事は含まれていないので、8:30か10:30の出発前に食べておき、水を持って行きましょう。
書類とかばんに入れる小物
Canoeroは持ち物にパスポートか身分証明書を挙げているので、原本を持参してください。上陸ツアーではAzul Latinaが予約時に参加者全員のパスポート番号を求めるので、当日もパスポートを持っておくのが筋です。
替えの服、水筒、写真をたくさん撮る長い1日のためのモバイルバッテリー、防水バッグが入る小さなリュックで十分です。防水バッグか普通のビニール袋があれば、しぶきが飛んでもスマートフォンを守れます。
服を並べる前に天気予報を確認し、風で船が欠航したときのページも見ておいてください。いちばん暖かく日の長い時期は、ベストシーズンのガイドでペンギンの一年とあわせて紹介しています。
船旅で来る方も、寄港日に同じ装備が使えます。服装より大事な時間の組み方はクルーズ客向けのガイドで説明しています。